データベーススペシャリストとは
ビッグデータ時代に求められる、データ志向の担い手
企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。
対象者像
高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者
期待する技術水準
高品質なデータベースを企画、要件定義、開発、運用、保守するため、次の知識・実践能力が要求される。
(1)データベース技術の動向を広く見通し、目的に応じて適用可能な技術を選択できる。
(2)データ資源管理の目的と技法を理解し、データ部品の標準化、リポジトリシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。
(3)データモデリング技法を理解し、利用者の要求に基づいてデータ分析を行い、正確な概念データモデルを作成できる。
(4)データベース管理システムの特性を理解し、高品質なデータベースの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。
試験概要
開催時期
年に1回、春期(4月第3日曜日)に開催されます。
試験形式
試験は、午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱの4つに分かれており、それぞれの出題形式等は下表の通りなっています。
合格基準
いずれも60点以上で合格となります。
出題範囲
午前試験の範囲については、下表のようになっています。午前Ⅰ試験は応用情報技術者試験と同様、午前Ⅱ試験はデータベース分野を中心に出題されます。尚、詳細な知識・技能については、「データベーススペシャリスト試験」シラバス(Ver 3.1)PDFを参照ください。
難易度
共通キャリア・スキルフレームワークのテクニカルスペシャリストのレベル4に相当します。以下に示す通り、合格率は14〜18%で推移しており、難関試験になります。
合格率
対策方法
午前Ⅰ
高度試験の午前Ⅰ問題は、全て同時開催の応用情報技術者試験から出題されます(80問中30問)。午前Ⅰ対策については、応用情報技術者午前対策のページをご覧ください。
午前Ⅱ
午前Ⅱ試験は、多肢選択式の問題が25問出題されます。詳しい対策については、こちらのページをご覧ください。
午後Ⅰ
午後Ⅰ試験は、記述式の問題が3問出題され、その内2問を選択して解答します。詳しい対策については、こちらのページをご覧ください。
午後Ⅱ
午後Ⅱ試験は、論述式の問題が2問出題され、その内1問を選択して解答します。詳しい対策については、こちらのページをご覧ください。