問題
〔今季モデル開発の混入工程別改修状況〕
結合テスト以降で摘出した欠陥の,混入工程別の摘出数と改修工数は表3のとおりであった。
結合テスト以降で摘出した欠陥は,基本設計以降で混入したもので,中でも基本設計で混入した欠陥に対する改修工数合計が47.7%と半数近くを占め,1件当たりの平均改修工数も高かった。また,改修工数の作業項目ごとのデータの工数を分析したところ,上流工程で発生した欠陥ほど,修正する a や b の種類・量が多いだけでなく,それらに対する修正と,その c の工数も多くなっていた。また,基本設計からの修正では, d の見極めが,下流工程からの修正と比較して難しいので,工数が増大する傾向があった。Y課長は,基本設計で混入した欠陥を基本設計のレビューで摘出できていた場合の工数と,今回の工数の差異を試算した。その結果,基本設計の活動を改善することで,来季モデル開発では大きな成果を得られると考えた。そこで,基本設計で混入し,結合テスト以降で摘出した22件の欠陥を対象に,それぞれ,なぜ混入したのかという観点,及び⑦もう一つ別の観点から精査を行い,レポートにまとめた。精査した結果から導いた,基本設計のレビューに関する改善策を,来季モデル開発のレビュー計画に組み込むことにした。また,同種の欠陥が混入することを予防するために,今季モデル開発のメンバ全員が参加するプロジェクトの評価ミーティングの場を活用して⑧あることを実施すべきであると考えた。
設問3
〔今季モデル開発の混入工程別改修状況〕について,⑴〜⑶に答えよ。
⑴
本文中の a 〜 d に入れる適切な字句を答えよ。
⑵
本文中の下線⑦の観点とは,どのような観点か。25字以内で述べよ。
⑶
本文中の下線⑧について,Y課長が実施すべきであると考えた,あることとは何か。25字以内で述べよ。
解答例・解説
設問3
⑴
a
・ドキュメント
・設計書 
b
プログラム
c
・再レビュー
・再テスト
・検証
d
影響範囲
XXX
⑵
なぜレビューで欠陥を摘出できなかったか。
XXX
⑶
メンバ全員で精査結果のレポート内容を共有する。
XXX