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PM 22春 午後Ⅰ 問4 設問1

問題

〔N社,P社,W社の関係〕
 P社は,N社のカーナビゲーションシステムの開発に,機能Gの開発担当として5年前から参加し,ほぼ1年に1回のペースで行われるモデルチェンジに対応してきた。機能Gには,W社のソフトウェア製品X(以下,製品Xという)をカスタマイズしたものが,表示系のソフトウェアエンジンとして組み込まれている。これまでのモデルチェンジでも,要件の追加・変更に伴って,機能G,製品Xともにソフトウェアの追加・変更が必要であったが,今回は大幅なモデルチェンジであり,追加・変更要件も多い。
 図に示すように,W社はN社との間に製品Xのライセンス契約を締結しているが,P社との聞には直接の契約関係はない。W社は製品Xのカスタマイズに同意しており,N社とW社との契約には,次の内容が盛り込まれている。

  • W社は,機能Gの内部設計開始の3週間前までにカスタマイズ後の製品XのAPI(Application Program Interface)仕様書をN社に提示する。N社はこの仕様書をP社に開示することができる。
  • W社は,P社が行う機能Gの結合テスト開始時までに,製品XをN社に提供する。N社は製品XをP社に提供することができる。
  • 機能Gの結合テストで検出された製品Xの欠陥は,機能Gの結合テスト完了に支障を与えないよう,速やかに改修する。
  • W社は,N社からの技術的な問合せに対応する。また,N社から技術レビュの要請があった場合は,両社で必要性を協議し,合意を得た上で開催する。

 機能Gの結合テストでは複雑な競合条件や高負荷状態での挙動に関するテストが計画されている。製品Xを単純なスタブで代替してテストを進めることはできないので,製品Xの品質は機能Gの結合テストに大きな影響を与える。

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 過去の大規模なモデルチェンジの際に,製品Xは結合テストで欠陥の多発及び欠陥改修に伴って新たな欠陥を作り込むなどの品質低下を発生させた。このときP社は,製品Xの欠陥が原因で発生した問題事象の切分けや再テストの作業量の増加によって,計画以上のコストを費やした。このような問題が発生した背景として,Q課長は,次のようなことがあったと総括していた。

  • N社からW社へ提示している製品Xに対するカスタマイズの仕様書には,機能Gから製品XのAPIを呼び出す際の前提条件や,複数のAPIを呼び出す場合の詳細なシーケンスとタイミングまでは記述されていなかった。
  • このような仕様のあいまいさは,カスタマイズの仕様書を提示する段階で極力明らかにし,更に機能Gの設計を進める過程で早期に解消するべきだが,3社ともに,その活動が十分ではなかった。

 その後のモデルチェンジでは,製品Xへの追加・変更は軽微なものが多く,上記の総括に該当するようなことはなかった。今回は製品Xにも大きな追加・変更があるので,Q課長は問題を再発させないために,①N社・P社・W社の3社で,製品Xの技術レビューを実施することを,プロジェクトの開始時点でN社に対して提案していた。N社はP社の提案を受け入れたが,N社から打診を受けたW社は,“ここ数年の活動に問題が生じておらず,問題があっても結合テストの期間で対応できる”として必要性を認めず,提案は実現しなかった。

設問1

本文中の下線①の技術レビューについて,Q課長は機能Gの開発のどの工程で実施するのが最も適切だと考えていたか答えよ。

 

解答例・解説

設問1

外部設計

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